1月29日(木)「馬と呼ばれた男」

「馬と呼ばれた男」('70・米)監督エリオット・シルバ−スタイン 原作:ドロシ−・M・ジョンソン 脚本:ジャック・ディ・ウイット 撮影:ロバ−ト・ハウザ− 音楽:レナ−ド・ロ−ゼンマン 出演:リチャ−ド・ハリス/ジュディス・アンダ−ソン/ジ−ン・ガスコン/マヌ・トゥポ−
★1825年、アメリカに探検狩猟に来た英国貴族がダコタのス−族に捕まり、厳しい儀式と掟のなかで苦難の末、首領の妹と結婚し地位を得る。他部族との戦いで妻子を失い故国に帰るまでの数奇な体験を描く冒険活劇。'76年に続編「サウス・ダコタの戦い」も製作された。(ぴあ・CINEMA CLUB)

◎主人公が心を寄せるインディアンの娘が何処から見てもアングロサクソンの顔立ちであることが頷けない。酋長である兄も母もいかにもそれらしい顔立ちであるのだから、もっと可愛いインディアン娘を起用したならば、この作品ももっとリアリティのあるモノになったのではなかろうか。興行的な配慮があったのだろうが、やはりここにもアングロサクソンの傲慢さが窺われる。呑気呆亭