10月10日(金)「キャット・バル−」

「キャット・バル−」('65・米)監督:エリオット・シルバ−スタイン 原作:ロイ・チャンスロ− 脚本:ウォルタ−・ニュ−マン/フランク・ピアソン 撮影:ジャック・マ−タ 音楽:フランク・デ・ボル 作詞:マック・デヴィッド 出演:ジェ−ン・フォンダ/リ−・マ−ヴィン/マイケル・カラン/レジナルド・デニ−/ナット・キング・コ−ル/ブル−ス・キャボット
★19世紀末のワイオミング、町の顔役と対立したために殺された牧場主がいた。娘のキャサリンは復讐を誓い、荒くれ者を集めて徒党を組む。やがて下手人が、手下の一人キッドの兄弟と判明する。かつての凄腕ガンマンのキッドも、今ではタダの酔っ払いオヤジ。彼の尻を叩きながら、キャサリンは下手人と対決するが……。ナット・キング・コールの軽快な歌に乗せて、コミカルに展開するほのぼのウェスタン。アカデミー主演男優賞受賞など関係なく、L・マーヴィンの存在感は素晴らしい。<allcinema>

◎冒頭からラストまで、「キャット・バル−」の伝説を物語るナット・キング・コ−ルと相棒のバラッドが楽しい。総じてマンガチックで、リ−・マ−ヴィンの酔っ払いぶりがいかにもアメリカン・コミックらしく大げさで面白く、こんな西部劇もあってもいいかと思ったことだった。呑気呆亭