12月13日(金)「次郎長三国志第二部」

次郎長三国志第二部」('63・東映京都)監督・脚本:マキノ雅弘 原作:村上元三 脚本:山内鉄也 撮影:三木滋人 音楽:鈴木静一 出演:鶴田浩二/佐久間良子/山城新伍/松方弘樹/大木実/田中春男/津川雅彦/藤純子/長門祐之/木村文武/丘さとみ/近衛十四郎
森の石松は追分の三五郎と知り合い、ある賭場で投げ節お仲の妖艶ぶりにふたりともスッテンテンにされてしまう。一方、次郎長一家は、開帳中を役人に踏み込まれ小川武一の身代わりで入牢。そこで悪辣な牢名主を叩きのめす。(ぴあ・CINEMA CLUB)

長門祐之が前シリ−ズでは森繁久彌が演じた森の石松を好演しているのだが、やはり二番煎じの辛さで、事ごとに比べて見てしまうのはいかんともし難い。その石松と三五郎(木村)と投げ節お仲(丘)のエピソ−ドがこの第二部の主題となっているのだが、いかんせん前シリ−ズの投げ節お仲(久慈あさみ)と比べては色気も愛嬌も伝法ぶりも比べものにならないので、これはこれで丘さとみの可愛らしさに免じて別物として見てやらなければならないだろう。リメイクというやつは難しいモノではある。呑気呆亭