8月30日(金)「抜き射ち二挺拳銃」

「抜き射ち二挺拳銃=THE DUEL AT THE SILVER CREEK」('52・米)監督:ドン・シ−ゲル 脚本:ジョゼフ・ホフマン/ジェラルド・ドレイソン・アダムズ 撮影:ア−ビング・グラスバ−グ 音楽:ジョセフ・ガ−シェンソン 出演:オ−ディ・マ−フイ/フェイス・ドマ−グ/スティ−ブン・マクナリ−/ス−ザン・キャボット
★ギャング団に父を殺された拳銃の名手リュ−クは、敵を打つためシルバ−・シティにやって来る。町のどこかにいるはずのギャング団の首領は誰なのか、捜査を続けるリュ−クの背後に敵の一味の魔の手が迫る・・・。ドン・シ−ゲル監督初期の傑作ウエスタンで、すでに「ダ−ティハリ−」の風格を見せている。(ぴあ・CINEMA CLUB)

◎オ−ディ・マ−フイが二挺拳銃を腰にした“シルバ−・キッド”と名乗る格好いいガンマンとして登場してくれれば、西部劇フアンとしてはもう何も言うことはない。物語がご都合主義だろうと、銃の撃てない保安官が我々には分かっている悪の一味の女にやたらデレデレするのが目に余ろうと、そんなことはどうでもいいのであった。悪の一味は一掃され町には平和が戻って、町の女の子の心まで射止めてしまった“シルバ−・キッド”は何処へ行く・・・。呑気呆亭