1月11日(金)「壮烈第七騎兵隊」

「壮烈第七騎兵隊」('42・米)監督:ラオ−ル・ウオルシュ 脚本:ウォリ−・クライン/イ−ニアス・マッケンジ− 撮影:バ−ト・グレイン 音楽:マックス・スタイナ− 出演:エロ−ル・フリン/オリヴィア・デ・ハヴィランド/ア−サ−・ケネディ/ジ−ン・ロックハ−ト/アンソニ−・クイン
南北戦争の英雄カスタ−将軍を描いた伝記映画。士官学校の落ちこぼれカスタ−は北軍として出兵。勇敢な戦いぶりで凱旋し副将軍に昇進。退役軍人の生活に飽き足らない彼は、インディアンとのゴタゴタが続くリンカ−ン砦の第七騎兵隊の司令官となるが…。戦争シ−ンよりも人間ドラマに重点を置いた秀作。(ぴあ・CINEMA CLUB)

◎カスタ−の士官学校在学中に南北戦争が勃発する。当然生徒には南部出身も北部出身もいるわけで、その一報が入った時に教官の一人であるリ−大佐が、訓練中であった生徒たちに学校からの離脱と南軍への参加を呼びかける。その場面が史実通りであったかどうかは分らないが、その際の北部人と南部人の戦人らしい潔い決別のシ−ンが印象的であった。ここには良きアメリカの面が現れているのだが、その良き面が対インディアン(メヒコ・ジャップ・ベトコン・アラブ)になると欠落しダブルス・タンダ−ドを平然と行使して恬として恥じないのは、どうしたことなのか?呑気呆亭