7月26日「我輩はカモである」

「我輩はカモである」('33・米)監督:レオ・マッケリ− 出演:マルクス兄弟
★フリ−ドニア共和国は財政難に陥りディズデル夫人に2000万ドルの調達を依頼したが、夫人はル−ファスが独裁者に任命されなくては貸せないと断る。かくしてル−ファスが宰相に任命された。隣国のトレンティノはフリ−ドニアを自国の手中におさめようとチコリニとピンキイの二人をスパイとして送り込むが、チコリニは陸軍大臣に任命されてしまった。トレンティノは自分がディズデル夫人と結婚してフリ−ドニアの実権を握ろうとするのだが…。
末弟ザッポを加えたマルクス兄弟最後の作品。マルクス映画全作品の白眉として永遠に記憶される傑作。(ぴあ・CINEMA CLUB)

◎制作された時代的には画期的な作品であったのかと思うが、今となっては古臭い映画になってしまっている。おざなりなスト−リ−展開に使う古されたギャグをちりばめただけの退屈な映画である。呑気呆亭