5月27日(水)「がんばれ!ベア−ズ」

「がんばれ!ベア−ズ」('76・米)監督:マイケル・リッチ− 脚本:ビル・ランカスタ− 撮影:ジョン・A・アロンゾ 音楽:ジェリ−・フィ−ルデイング 出演:ウオルタ−・マッソ−/テ−タム・オニ−ル/ビッグ・モロ−/ジャッキ−・ア−ル・ヘイリ−
★プ−ルの巡回掃除屋で元マイナ−リ−グ投手の独身男(マッソ−)がヘナチョコ少年野球チ−ム“ベア−ズ”のコ−チに就任。12歳のオテンバ娘アマンダ(オニ−ル)や不良のテリ−(ヘイリ−)をスカウトし、絶望的チ−ムを強力に鍛え上げる痛快コメディ。(ぴあ・CINEMA CLUB)

◎「ペ−パ−・ム−ン」から3年、ちょっぴり胸が膨らんできたアマンダ(オニ−ル)の登場シ−ン、ハリウッドの道ばたで観光客にスタ−の住居を教える商売をして自活しているらしい。タンクトップのドレスのようなモノを着た彼女が魅力的である。その娘を例によって無理やり少年野球チ−ムに引きずり込むのがマッソ−。どうやらアマンダの母親とマッソ−は過去に色々あったようだが、生来の浮浪者的な性格から別れたもののようだ。野球チ−ムに加わったアマンダが最初に見せる投球が後方からのワンショットで撮られているので、その球筋と球速の早さに驚かされる。この投球では少年たちに打てるわけがないので、ベア−ズは連戦連勝するのだが、それでは物語が単調になってしまうので、演出のリッチ−はアマンダの肘を故障させてラストのドラマを盛り上げる。結末も気持ちの良い終わり方で楽しく見ることが出来た。呑気呆亭