4月15日(水)「男と女の詩」

「男と女の詩」('73・仏)監督・脚本:クロ−ド・ルル−シュ 脚本:ジャン・コロン 音楽:フランシス・レイ 歌:ミレイユ・マチュ− 出演:リノ・ヴァンチェラ/フランソワ-ズ・ファビアン/シャルル・ジェラ-ル/アンドレ・ファルコン
★陽光眩いリビエラで、脱獄囚が高級宝石強奪を企てる。ところが、決行直前、店の近くのアンティーク・ショップの女主人(F・ファビアン)を見初め、不本意にもしくじって逮捕されてしまう男シモン。6年の刑を終え、女主人を訪ねたが行方が知れないと判ると、シモンは彼女を探し回る。ルルーシュがお得意のモノクロとカラーの、現在と過去の描き分けを駆使して、ユーモラスに、そして捻った構成で見せる一途な男の恋心。主人公を演じるヴァンチュラの侠気がなんとも胸に暖かい。強奪シーンも迫力充分だ。「ピーター・フォークの 恋する大泥棒」は本作の米版リメイク。
<allcinema>

◎こんなお洒落な映画にはゴリラ・ヴァンチェラは似合わない。映画の冒頭で刑務所の中で上映される映画はなんという作品なのだろう。ワタクシ的にはこっちの方が見たかった。ヴァンチェラの変装も醜悪で強奪の計画もずさん、ヴァンチェラにはもっと「ゴリラ・シリ−ズ」を撮って欲しかった。呑気呆亭