6月28日(土)「ハタリ!」

「ハタリ!」('61・米)監督:ハワ−ド・ホ−クス 原案:ハリ−・カ−ニッツ 脚本:リ−・ブラケット 撮影:ラッセル・ハ−ラン 音楽:ヘンリ−・マンシ−ニ 出演:ジョン・ウエイン/エルザ・マルティネス/ハ−ディ・クリュ−ガ−/レッド・バトンズ/ジェラ−ル・ブラン/ブル−ス・キャボット
★猛獣の生け捕りを取材するため、女性カメラマン、セラフィナがアフリカにやってきた。案内をするのは、野獣ファームを営むアメリカ人ショーン。彼は人との付き合いに疲れ、アフリカの大自然に生きがいを見いだしている男だった。しかしセラフィナと接するうち、ショーンの心に、忘れかけていた人を愛する気持ちが宿っていくのだった…。西部劇のダイナミズムをアフリカのサバンナに展開させた真の痛快娯楽巨編。アクション・ロマンス・コメディ…エンタテインメントのあらゆる要素を叩き込んだその造りは楽しめる事請け合いで、舞台が変わろうとも屈強なタフガイに徹するウェインが、やはり良い。マルティネリの爽やかなお色気もいい隠し味になっている。<allcinema>

◎さすがにホ−クス。ハラハラさせたりニヤニヤさせたり大笑いさせたり、映画を見るという楽しみを堪能させてくれた。野生の獣を生捕りにするという危険と隣り合わせの仕事に従事する連中の白人も黒人も分け隔てのない関係が気持ち良く描かれ、それがあったから腹の底から笑うことが出来たのだろう。猿の捕獲作戦でそれぞれが用意した格好のバカバカしさは何度見ても吹きだしてしまう爆笑モノ。呑気呆亭