12月2日(火)「ビ−トルズ/イエロ−・サブマリン」

「ビ−トルズ/イエロ−・サブマリン」('68・英)監督:ジョ−ジ・ダニング/ジャック・スト−クス 音楽:ジョ−ジ・マ−チン/ザ・ビ−トルズ 出演(声):ジョン・クライブ(ジョン)/ジェフリ・ヒュ−ズ(ポ−ル)/ピ−タ−・バトン(ジョ−ジ)/ポ−ル・アンジェラス(リンゴ)/ディック・エメリ−/ランス・パ−シヴァル
★海底王国ペパ−ランドが怪物のアンチミュ−ジック・ミサイルに攻撃される。潜水艦で脱出した指揮者はビ−トルズに救援を依頼。かくて、4人はイエロ−・サブマリンに乗り、怪物ブルミ−ニ−と闘う・・・。ビ−トルズのヒットメロディとサイケデリックな色彩アニメの調和で、みごとなミュ−ジカル・アニメの傑作となった。(ぴあ・CINEMA CLUB)

◎公開時に見たのは新宿西口の京王デパ−トの裏にあった映画館であった。当然封切りではなく二番館での上映であったと思う。昼飯を近くのカレ−・ショップで唐辛子入りの激辛カレ−を食って額から汗を搔いたりして、昼食後の暇つぶしに入ったので、これを観たくて入った訳ではなかった。別にこの頃はビ−トルズファンでもなかったので、何の気なしにというのが正直なところだった。何だアニメかよと思って見始めたのだったが、みるみる画面に引き込まれていって、ラストの曲だったと記憶しているが“All NEED IS LOVE”を聴いてショックを受けた。意訳すれば“愛の他には何もいらない”という曲の内容だと思うのだが、頭でっかちの若者にはその単純なメッセ−ジがまるで天啓のようにボクのカラダを撃ったかと思えたのだった。呑気呆亭